稲田 壮一郎

東北支店に勤務しながら、ジャパンラグビーリーグワンの釜石シーウェイブスに、選手として所属しています。ポジションはプロップ。和訳すると「支柱」を意味する、スクラムやモールの要です。大学とは桁違いのリーグワンのパワーを痛感していますが、押し負けず、押し返し、チームの勝利に貢献するため、トレーニングに励んでいます。

ポリシーは、今できることに全力で打ち込み、楽しむことです。「ラグビー選手になる」という小学生から抱いていた夢をつかんだ今、次はこのハイレベルな環境で、相手にとって脅威となる選手を目指し、たとえ練習が厳しくても、ラグビーを楽しむ気持ちを忘れずに取り組んでいます。仕事についても同じことが言えます。ラグビーのトレーニングと掛け持つため勤務時間が短い状況で、業務を覚えていくためには、努力と集中力が必要です。しかし、自分の知らない世界を知ることに、面白さ、楽しさを感じられています。楽しむことこそ、レベルアップのための一番の秘訣だと思っています。

普通に考えれば、会社は新入社員に対し、一日でも早い戦力化を望むと思います。しかしテツゲンは、ラグビーを生活の中心に据えることを全力でサポートしてくれており、感謝の思いは尽きません。できる限り高いレベルで、仕事とラグビーの両立を図るべく、努力しています。そしてラグビー選手としては、いずれ引退の時が来ます。その先の日々で、次はテツゲンの「支柱」として恩を返せるよう、今を精一杯駆け抜けます。